『お客様は神様なんだ!』というお客様が貧乏になる3つの理由。

お金の大事な話

今日は、ちょっと辛口です。

誰も知らない裏垢でつぶやいたことですが、

お客様は神様なんだ』と言い出すお客様って、たいがい貧乏だよね!!

今日はその理由を、淡々と説明していこうと思います。

「お客様は神様です」とは

最近、クレーマーと呼ばれる残念な方々が『おいおい、お客様は神様なんだよ。お店はお客様の言うことを聞かなきゃいけないんだよ。』等と言い出すことがありますが、本来の「お客様は神様」の意味は、むしろサービス提供者側の心構えとして説かれた一節です。

この言葉は、演歌歌手の三波春夫さんが、歌う時に、「神前で祈るときのように、雑念を払い、真っ新(さら)な心にならなければ完璧な藝を披露することはできない」とする心構えを語ったことが元とされています。それが今日では、あたかも「お客様=神」のように用いられるようになったようです。元来は崇高な心構えの大切さを意図したものだったのですね。

鎌倉投信2020.8.14 「お客様は神様」の真意

そんな「お客様は神様」という言葉を、額面だけで受け取ってしまった勘違いな方々が、なぜ貧乏になってしまうのか。僕がそう思う理由を、説明したいと思います。

理由1:生活コストが高くなる

例えばお店だったら、コレを言われた店員さん側に立って考えてみたいと思います。

そういうことを言いだす相手に対して「ぜひ、この人に良いサービスをしてあげよう!」等と思うはずはありません。そういう困った相手には、なんとかその場をやり過ごして、お金だけしっかり払わせて早く追い出そうとするのが当たり前です。

そして、お店によってはブラックリストに掲載されるのがオチでしょう。

お店の人に気を遣ったり、同じお店に通うことで、もしかしたら支払った以上のサービスを受けられるかもしれないのに、その機会を逸してしまう。

安くて良いものが売っているお店のブラックリストに掲載されることで、もっと高いお店に行かざるを得ないかもしれません。

理由2:良い仕事ができない

『お客様は神様だ』の出典なんてちょっとネットで検索すればすぐに出てくるし、SNSなんかでその勘違いをネタにした情報などゴマンと溢れているのに、その情報に触れていないか目に入っていないわけです。

基本的な情報収集ができないか、バイアスかかった情報処理をしている方ですから、良い仕事ができるとは思えません。

もしかしたら、大企業で長く勤めて偉くなっているのかもしれませんが、足元をすくわれる日は間もなく、やってくるでしょう。

理由3:人間関係を失いがち

最後に、人間関係というのはどんな場面でも1対1の「人間同士」です。その根本を理解しないで「こいつは俺に尽くすべきだ」と、その場における立場と全人格を勘違いしている人なんです。

大事なことなので、もう一度言います。

「その場における立場」と「全人格」を勘違いしているんです。(超重要)

お店の店員さんは、その日その時間を店員として過ごしているに過ぎません。もちろん、仕事においてはお客様にコーヒーをお届けしたり、お客様が支払ったお金に感謝する言葉を発するかもしれない。

でもそれは「店員として」の誠意であり、店員の役割以上にお客様に尽くす義務など一切ありません。

また、お客様もあくまで「その店のサービスにおけるお客様」であり、その店のサービス以外においてはお客様でも何でもありません。

1杯1000円の高級コーヒー店だからといって、マッサージをお願いしてもやってくれませんよね?でも、自分が神様だからと店員に土下座させたりサービス外の要求をする人って、それと同じことをしているんです。

お店を一歩離れれば、二人は対等な人間どうし。それを分かっていれば、そもそも店員さんに変な要求をすること等できなくなるはずです。

店員をぞんざいに扱っていたら、その人は大事な取引先の奥様だった。

店員をぞんざいに扱っていたら、噂が広まって自分のお店の売上が減っていった。

・・みたいな話で、どんどん人とお金が離れていくんだと思います。

お客様は、神様なんかじゃありません。

その程度の人格で神様を名乗っては、神様に失礼です。

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MANUAHIMAN

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